極東最前線

Friday, October 14, 2005

燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや

各々の時間いかがお過ごしでしょうか?

今夜の極東最前線は静寂以外の何物でもありません。
秋の夜長は人の心までも闇に包み込んでいくようです。
別に暗い話をしようって言うわけではないのでご安心を。


「私はほんとうに何一つ解っちゃいないなぁ」
ってみなさんは感じることありますか?
私は常に(無意識に)感じています。
感じているというよりも、この一言で物事を片づけてしまっているように思います。

解せない話題が多すぎると言えばそれまでなのですが、
なにより、難しい話が多すぎるんです。
靖国問題とか暴力革命必然論とか、
人を支配したいとか、抗日だとか…
正直100%内容を理解しているわけではないので
あーだこーだ言える立場ではございません。

友人とディベートをしていても
やっぱりお互いに100%の知識がないので
「え?それってそういう意味なん?知らんかった…」
みたいなことがよくあります。
ただ、そこにも個人的な解釈、及び感情も混入した上で友人が説明してくれている可能性もあるので
かなり危険な状態で情報を得ていることも忘れてはいけませんね。
情報操作って怖いですから。

まぁ実際のところ情報操作されていない人間なんて
この世に1人もいないんじゃないかなぁ、なんて
勝手に思って自分の非を認めない。
はい。それ、私です。

社会性を帯びた話だけに止まらず、
対人間にも同じことが言えますね。

みなさんは他人の誰でもいいのですが、100%その人のことを理解している、
考えていることが全て解るということが可能だと思いますか?
理解している「つもり」、解っている「つもり」になっていることは考えられませんか?
本人は100%解っているつもりでいても、相手からしてみれば
その100%は、まだ5%くらいなのかもしれません。
他人の中に広がる宇宙は、その本人でさえまだ知り得ない可能性で広がっているような気がします。
脳が100%機能していないのと同じです。

なぜ知ろうとするのでしょうね。
なぜ知りたいのでしょうね。

答えは生憎ひとことでは言い表せないですね。
表すとするならば
「知らん」
それが答えです。

私が思うに、100%理解するのは不可能。
ただ、『理解しようとする姿勢』が大事なように思います。

向上心を持って生きていきたいですね。



明日もこちらは晴れです。

全人類が平等に日の光を浴びることを願って。




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