極東最前線

Monday, March 20, 2006

加藤思想

我急ぎ、時に彷徨ひ
祈りも忘れ飛び続け
容姿はまるで揚羽蝶
葦田鶴求め田を耕し
愛宕白山、屈せず尚も

『世界』と云ふもの、此の日本や、亜米利加を表すだけでなくして、
現世、つまるところの此の世を表す言葉としても用いることを忘るる事があってはならない。
私の本日用いる『世界』と云ふ言葉は、此の世の事を指す言葉であり、決して国の事を指す言葉ではない。
其れを弁へ、この書簡(Blog)を読むこと、今日を乗り切る為に肝要な志である。

我を敵とし、悪しき者とし、憎悪の化身としぶつかることを胸に抱き、
又時に、旧友に出会ったときのように愛慕し、喜び、慈悲の化身としてぶつかることも肝要。
つまりは、自己の立場を固定せず、常に流るる水の如くに、
臨機応変に状況の変化に対応することが、この書簡(Blog)を読むのに必要な力量である。

偏った思想と、危険思想とは常に隣人同士にあるものと弁へよ。
又、万人が受け入れてくれる思想にも、常に危険思想と為りうる可能性があると云ふことも弁へよ。
己の理想が皆の理想では無いことを弁へよ。

是即ち思想の分割に伴う『近似値の合計の完全なる一致はあり得ない』と云ふ事也。
思想の分割とは、「人間個人には目的の数だけ思想がある」と云う事であるが、
一つの思想が誰かと同じ志であったとしても、
全ての思想、つまりは広く思想を掘り下げていくと、全てが完全に一致することは皆無に等しい。
どんな人間及び物質にも、個の特性や隔たり、霄壌の差が見えるものであり、
同じ人間何ぞ世界には一人たりとも存在しないのだという根底の観念が肝要也。

攘夷だ開国だと叫ぶ者とて通ずる部位ありて、是を理解し倒幕、明治維新の幕開けと為る。
根底に尊皇攘夷ありて、同じ志の攘夷派に天誅を下すこと始終あり。
後、開国せずして日本の夜明けは無き物との思想普及することとなりて、攘夷論の衰退を見ることと為る。
つまりは天皇が欧米列国の圧力により修好通商条約に勅許を出したことにより「尊王」と「攘夷」は結びつかなく為ったことと連結す。
又、津和野藩の大国隆正らによって、欧米列強の圧力を排するためには一時的に外国と開国してでも国内統一や富国強兵を優先すべきだとする大攘夷論が唱えられた事は、「開国」と「攘夷」という相反する対外思想が「討幕」論という1つの国内思想へと収斂される可能性を生んだのである。
土佐藩の坂本龍馬らの斡旋・仲介・手助けもあって、幕末日本の二大勢力は討幕へと向かっていく事と為る。

是を志の根底に置き、『個は個であり別は別』との観念を持つことと為る。
その思想こそが我が『加藤思想』の観念である。
万物全ての思想の統一の為には、先ず、この思想を皆が理解することが肝要となる。
全く相反する意見で在るにも関わらず、何故に此の思想を最前線に掲げるか。
其れは、何事でも追求するためには反することも理解できていなければ、
其の意見の弾圧は理不尽なものと為ることの現れであることを理解した上である。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」の思想の基に完成された思想也。

且つ平行世界の存在も肯定す。
我が世界には生が在り死が在るとの考えは紛れもなく正とし、其れを受け入れる也。
しかしながら、我の思想、輪廻転生は完全なる否定をする也。
其れ即ち、今現在の我々の世界が揺るぎない1つの世界であることと弁へた上である。
世界とは何千何億と数が在るもの也。
我が世界は其の内の一つに過ぎなきものであると共に、その他の世界は全く存在自体を知らぬものである。

人間儚きもの、他の世界を侵害するもの也。
其の破壊的思想が他の世界の存在を見つけることの妨げになっていると言えよう。
動物や虫は他の世界の存在を知りて、我々と共存するもの也。
彼等、其の肉体的存在を持たずして、他の世界への往来が可能な知者也。
他の世界に於いて、肉体は必ずしも必要となるものではなく、寧ろ、肉体と精神が一つの人間に集約されている様こそ、
我々の世界のエゴであり自我であり、己を絶対神としてしまった人間の儚き部分でもある。
魂が三界・六道に生まれ変わり、絶え間なく繰り返されるものであるとするのが輪廻であり、業の思想である。
しかし魂などは彷徨ふものでもなく、生まれ変わるものでもない。
其れを信仰する人間は、思想として信仰しているのである。其れは偏に否定はしない。
寧ろ肯定的な見解を我は持っていることを、ここに宣言す。

魂とは、一人の人間、若しくは動物等生命体を活動させる為の核であり、
其れ以上でもなければ、以下でもない。
魂が宿った者が死すれば、その魂も消えるもの也。
それは精神が引き継がれない事に理由付けられるであろう。
考えや思想は理解の範囲を超越したときに、我が世界では幾つもの思想が畳一上げられる。
解せない事象には手も足も出ない程の『新たなる感性』が生まれるのである。
只、思想は1つの世界の中では記録を以て受け継がれるもの也。
思想こそ輪廻しているのである。

平行世界とは何かを記す。
其の多くの世界は、我々の世界とは完全に別次元であることを根底に置く。
時間軸や縦横奥行きの軸すらも異なる世界である。
時折1つ2つ合致する軸もある世界などが在る。
我々の世界で物理学者や科学者の編み出した法則や原理は、他の世界では通ずる感覚ではないことを弁へること肝要。
私がどれだけ別次元の異次元世界を此処で説いても皆には到底感ずることのない世界である。勿論私にも。
それ程までに我々の感覚では表現し難し世界である。

加藤思想の根底的感覚、此処に記せば、到底書ききれるものではない。
後の新たな機会にて書き記すこととする。
其れは新たなる生命の幕開けと、生命全てへの警告と為ること請け合い。
且つ、後の大阪革命、大東亜人民闘争へと繋がる思想と為るで在ろう。
大東亜人民闘争の思想の草案は後の書簡(Blog)で書き記すこととする。

只、加藤思想の大きな纏まりを記すとするならば、先に記したような思想的な事と共に、
肉体的な自由を確定するものなのである。
『己の肉体の所有権利は己に在る』と云ふリバタリアニズムの思想と若干通ずるものを持つ。
且つ、富の再分配、其れ以上に精神の再分配を行うものとす。
ワシントン・コンセンサスに異を唱え、新自由主義以上の別自由主義を唱えるものとす。
足りないのだ。
自由の感覚が違うのだ。


  • 精神的な快楽を得るためには、己と他が別であることを認識した上で、大きな基盤となるプロパガンダを見る。

  • 多々在る中での現世であることを弁へ、自己の感覚が何処でも通用するとは思わない。

  • 皆が同じ快楽と同じ苦痛を味わえる世界こそが、感覚的理想郷である。

  • 経済は一度解散の上で再分配を行う事を根底とし、精神の蓄積も解散の上再分配を行う。



資本主義→社会主義→共産主義→加藤主義の道程を歩むことを目下とす。
社会主義、共産主義は破壊しか産まないとされている昨今ではあるが、
その先の未来を決して満たされていない未来としないために、
我々個々が身構えなくてはいけない時代が到来しているのだ。
個々の気配りが可能でないとされている以上、此の主義は完結されない。
世界の広さを観、今於かれている己を見、その後皆を観るのだ。
自ずと加藤思想の根底が垣間見られる筈である。

新しい人権(名誉権、環境権、プライバシー権等)は考えたくもないではないか。
皆が同じ人間ならば、干渉する必要などないではないか。
別の人間、されど行く行くは同じ人間となるのだ。
もう干渉や執着など必要なくなるのだ。
掌を見よ。
己の手は、己に任されているのだ。
心を見よ。
己の心は、直に己の心ではなくなり、皆の心に為るのだ。




加藤思想の原案を今、暗々裏でまとめております。
後に公開することとなるでしょう。
其れは、私が今後発起するであろう、人民闘争と繋がるものであることとなるでしょう。
今現在生きている、主に日本人の9割は己の事を中流階級だと思い、
階級闘争とは無縁の人間であると思い込み、事勿れ主義者であることを公然と宣言し、
今が最も経済的、精神的に安定した時代であると思っていることでしょう。
しかしながら、其れこそが独り善がりであり、視野が狭いことの表れであるのです。
自分さえよければいいのですか?
世界の難民を放っておいて、自分はハンバーガーや刺身を食いますか?
募金したぐらいで『貢献した』と思っていやしませんか?

私は私の為では無く、世界市民の為に闘います。
私はどうなったっていい。
我々の世界の均衡を保つために、再分配を行わなくてはいけないのです。

叫び声を上げるのは、
涙を流すのは、
苦痛に表情を歪めるのは、
何も見えないのは、
何も聞こえないのは、
何も発することのできないのは、
いつの時代も貧困層なのであります。
「偏見だ」と仰る貴方が居るとするならば、貴方は経済的にそこまで追い込まれていない証拠です。
貴方の知らない国では、此の私の発言に同意をする人間が居るのです。

『否定から入るのではなく、疑問から入れ』 By Katoh The Freedom(2006)

諸君が今現在の朝廷に何の発言権もない(若しくは届かない)のも
全ては貴方が貧困層であることを証明しているのです。

経済的に満たされていないだけが貧困では在りません。
精神的に、立場的に満たされていないのも偏に貧困と言えるのではないでしょうか。
気付かないままでは淘汰されてしまいますよ。
今の現状に危機感を感じてみて下さい。
危ないのですよ。

心からの願いです。
疑問を持ってください。
万物全てに疑いを持って下さい。
取り残される前に。





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