世界圏パトリオティズム
『血は水よりも濃い』
何ていうことを言っていた映画をふと思い出します。
つまりは血縁関係という関係は、環境、境遇の中で出会った関係よりも深く、
途絶えたと思っていた間柄でも、実は深いところで絆というものが根付いている、
そういったことをこの言葉は言いたいのではないでしょうか。
愛国心というのにも似たような事が言えるように思います。
愛国心と一口に言いましても、国粋主義、郷愁等と意味合いは幅広く且つ不明確なものですよね。
政府側の期待する「愛国心」は「忠誠心」、反政府側の訴える「愛国心」は「愛郷心」と
同じ愛国心を謳っていても、根底には全く相反する思想が在ります。
我々日本国においてはその昔、
愛国心を軍事主義に利用した、という歴史があります。
「お国のために」という言葉、洗脳じみたその言葉。
愛国心自体はそもそも誰にでも少なからず存在している感情なのですが、
それを逆手に取り、大日本帝国への忠誠を図るという陰謀。
国のために死するは本望。
ま、解りますよ。言いたいことは。
実際、自分の国を守るためには、自分の国の人間が立ち上がるべきなのですが、
立ち上がらなかったからと言って「非国民」呼ばわりですか。
先日のニュースで、
授業中に「臨時召集令状」を2年生6クラスの全生徒218人に配った上、
裏面で戦争に行くか行かないかを問い、
「いかない」と答えた生徒に「非国民」などと書いて返却していた。
というニュースが在りました。
PTAでは大問題になっているらしいです。
私個人としては、やり方は間違っていないのではないのかしらん?なんて思っています。
当時は本当に「非国民」と呼ばれていたのですから。
当時の戦争不参加者はもっと非道い扱いを受けていたのですから。
近所の人々からは投石され、罵られ、親からすらも罵倒される。
悲惨です。
その授業で言いたかったことは、当時の人間はそうやって言われてたのよ、という
軽いノリだったのではないかなと。
決して、「非国民」と呼ばれた生徒達が「戦争へ行かなくてはいけないのだ」という
感情にさせるために授業を行った訳ではないと思います。
近年、日本では愛国心を除外する教育が成されてきました。
教育現場では公的なものとして日の丸掲揚・君が代斉唱を行うことが無くなってきています。
敗戦後の日本では、盲目的な愛国教育が日本を戦争へと至らせたという認識が強くなっていたためです。
その結果、日本人の国家に対する忠誠心は希薄となりましたが、
代償として、伝統や文化に対する愛着、誇りというものも薄れていったと言われています。
そういった議論は右派、左派の人たちにお任せします。
私は私の考えを以て愛国心という感情を育み、そして打破、爆砕します。
そんな教育が在る中、ちょっと神経が過敏になりすぎていませんか?PTA。
確かに現状、先生と呼ばれる職業は聖職ではなくなりつつあります。
いろんな問題を起こす『先生』が増えてきているのも確かです。
殺人、盗撮、ロリコン等々。
『先生』が起こす事件にはこれらの言葉がオプションとしてついてきますね。
そういう人も居ます。中には。
今にPTAはこういうでしょう。
先生を隔離して、別部屋からの中継で授業してください。
そしてその中継を我々保護者の家にも放送してください。
不適切な言動のあった教師には社会的制裁を加えてください。
いきすぎ〜。わ〜い。
『あんたらの神経の方が、よっぽど心配だ』By Katoh The Standerd
話は少々逸れましたが、愛国心。
オリンピックなどで自分の国を応援しますよね。
あれも愛国心な訳です。
知り合いでもない人間を応援する。出身国が一緒と言うだけで。
これで十分な気もします。愛国心て。
師走ということで、皆さん忙しいことと存じます。
私も忙しさのあまり、Blogの更新頻度が下がってきてしまっていることを
ここにお詫びします。
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