極東最前線

Tuesday, November 29, 2005

地下シェルターを求めて

難儀なことばかり言っていますか?
融通の利かない、下世話な事ばかり言っていますか?
緩怠は憤懣を以て己を映す鏡として。
映る姿は阿修羅。又、阿羅漢。
忍び難きを忍び、耐え難きを耐え、私は尚も忍辱。
私は漢字にルビはふらない主義です。寧ろ打ち方なんて知りません。

夕刻に友人より電話が入りました。
「あ、極東さんですか?」
む。極東さんとな?キョクトウさん?私はカトウさん。
帝都大戦のカトウさん。サクラ大戦の帝撃。
最高ですか!?
斉藤です。
いや、極東です。
「いいえ、人違いです。」
そう言いたかった。逃げ出したい衝動。
何故私の友人がこのBlogの存在を知っているのでありましょうか?
言ったっけかな。
酩酊した勢いで言ってしまったかしらん?ふふふ。

『冥鑑、未だ我を見逃す事ぞ不知』By Katoh From Hell

暗々裏で自分の事が動いていていると、突然どうしようもないくらいの焦燥感に苛まれます。
何かあるんじゃねぇか?黙ってる場合じゃねぇんじゃねぇか?
誰かに見られてるんじゃねぇか?
殺されるんじゃねぇか?なんて。

やれんね。

私は、電車のホームで電車を待つ際、なるべく白線のずっと内側、
電車が通過する付近から最も離れて電車を待つ事にしています。
ホームのかなり真ん中側。
しかも自分の背後には看板や柱など、刺客を後ろに回り込ませないようにしています。
何かの間違いで一番先頭になってしまったり等したら、
敢えてキヨスクなどに行き、読みたくもない大スポを買ったりして、
また列の最後尾に並び直します。
猥褻頁に気を付けろ。

危機管理能力を持って生活しようと心がけているのです。
危機察知能力を高める鍛錬とでもいいましょうか?
いつ何時誰ぞかが私の殺害を目的として、若しくは
飛びっきりの愉快犯が私を蜂の巣にしに来るやも知らん、とハラハラしております。

視野を広くする鍛錬。
瞬きをしない鍛錬。
水分を摂取しない鍛錬。
息をしない鍛錬。
どれもこれも過酷です。
いつも挫けそうになりながら街を歩いております。
「今日は家まで瞬きをせんと帰れたぞ。いひひ。」

街行く人間を皆敵と想定した、仮想戦場。
こうきたら、こう避ける。
災害を想定した、仮想大災害。
今地震が起きたら、あすこに逃げ込む。
あすこからここまでは丁度50歩だ。
彗星、若しくは原爆が落ちてきたらどうしよう。
地下シェルターだ。地下シェルターを買わねばならぬ。
と言う事で何はともあれ金が必要だ。金金金。
地下シェルターってお幾らぐらいするのでしょうか?
賃貸で安くしてくれないかしら。地下だし。日当たりも悪いし。
ウィークリーシェルターとかあってもいいのではないですか?
敷金礼金無しのシェルター。洗濯機付き。
それで、何もしなくても3年くらいシェルターに籠もって居られるくらいの食料と、
あとインターネットの線を引いて、下着を何枚か入れておこう。携帯電話の充電器も忘れずに。
地下って電波あるのですか?
ホワイティ梅田はある。電波。だからシェルターもある。電波。
売ってくれよ。
売ってくれって。
折り込み広告とか頻繁に新聞に挟んでくれよ。
頼むよ。危なねぇんだよ。
おっかねぇんだよ。シェルターのねぇ生活なんて。
安住の場所を求めて『安住!安住!』なんて叫びながら街を闊歩してみませう。
鈴木杏樹が振り向きました。

等、シミュレーションを重ねて鍛錬しております。

なので、私が知る由もない極秘裏で何かが起ころうとしていると、強烈な恐怖な訳です。
丸腰っておっかねぇ。

結局Blogの出元は予想だにしないところだった訳なので安心いたしました。
そんな日常のお話。

ここで一句。

野狐禅と
思しき肩の
重みかな

   ⓒK.Katoh(2005)


弱い犬ほどよく吠える。
弱い犬野郎ほどよく武装する。
究極のビビリ、ヘタレ。
そんな極東さんなのでした。

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