二天一流
その刀は、天をも切り裂き、
その鎧は、地獄の業火にも耐える。
その兜はいかがかな?
少々重すぎるのではないかな?
『私はめちゃめちゃタフなんかもしれん』
てな事を最近になって頻繁に感じるようになってきました。
自意識過剰かしらん?ふふふ。
肉体的にタフと言っているわけではないです。
すぐぜーぜーになるしね。
長い階段とかの前に立つとウンザリしますし。
精神的な意味合いで『タフ』だなぁ…なんて。
打ち拉がれる、なんていう経験があまりないように思えます。
挫折するとでもいいましょうか。
挫折して落ち込んだりといった経験があまりない。
そりゃあ考えさせられることは頻繁にありますよ。
ただ、それに対してとことんまでネガティブになったことがない。
何処かで自分なりの決着をつけ、
次はどうしようか、という切り替えができているように思います。
うんうん。なかなかの奴だ。自画自賛。
そういう人間が好きなんですよ。私は。
もしもそのような人間に出会ったら、
その人間を尊敬し、そいつのように頑丈になりたいな〜
何て思うでしょうね。
だからそういう人間になりたいと思って、
己をそれに近づけるべく鍛錬した揚げ句、
今の自分が成り立っているように思います。
それに自分が精神的に強いと思える所以がもう一つ。
「この辛い現状を、どうやったら面白く皆に伝えられるか」
と言うのが心の支えになっているように思います。
例えば女の子にフられました。
ごく一般的な男子の多くは落ち込んだり怒ったりしてしまいますよね。
そして女々しくも夜な夜な布団の上で泣き続け、
翌日の会社、学校すらも休み、
一人で海に行って「バカヤロー!」などと喚き、
携帯電話のメモリーを泣きながら消去。「さよなら」なんて言いながら。
そして強めの酒なんぞを煽りながら、
「俺はあいつを見返すほどのイイ男になってやるさ」てな恥言(失態)を吐き、
街で(学校で・会社で)その女の子を目にする度に
ため息と共に新たなる怒りが芽生え
「あんな売女のことなんか知ったこっちゃねぇよ」てね。
本当はまだ忘れられないくせに〜。このこの〜。土民め。
例えば仕事で何かしらの失敗をしたとします。
ごく一般的には、落ち込んではそれに対してどうしていくか。
建設的な創造をしていくためにはどうするべきか、や
この失敗を取り繕うにはどうするべきか、など。
保身や発展のために全力を尽くしたりしますよね。
そんなことを考えたりしますよね。
これらの2つの例を自分に当て嵌めて考えてみたのですが
「落ち込む」という部分が自分には欠落しているねぇなんて。
落ち込むどころか、
「この話を面白可笑しく伝えるには、どういった話し方をすればよいか」
てなことを即座に考えているように思います。
だから私にはあまり、隠し事が無いと言えば無い。あると言えばある。
グダグダの人間と言えばグダグダの人間ですね。
全てを「ネタ」としてしまっているのですから。
只、誰かを巻き込むようなネタは仕込んではいけませんね。
自分一人が傷つく、いわゆる「自虐的」なネタでないといけないのです。
もしも誰かを巻き込んで、その人まで中傷されるようなことになってしまったら
私は自分自身に起きた出来事を皆に解りやすく伝えます。
笑い何ぞは無しで。
『私一人を笑え』By Katoh The Comedian
自分の感情を守るための防御策として
盾と鎧として、このような考え方になることを選んだのでしょう。
もちろん無意識に。
それが偏にいいことだとは言えません。
私はそれが好きだと言うことです。
「前向きな考え方」と言うのが、皆さんはどのようなことか解りますか?
プラス思考やポジティブ・シンキング。
建設的な思考や己の勝手気儘に己に利益があるような考え方。
祈り、希望。
これらは全て当たりです。正解。
只、これらは「自分が発信者としての前向きな考え方」。
では「受信者としての前向きな考え方」とはいったい何でしょう。
それは「心を武装すること」です。
心に鎧を着せて、刀を持つこと。
心が浸食されないような工夫をすることも「前向き」と言えるように思います。
傷ついてダメージを受けっぱなしでは、前には進めないですよね。
頑丈にならなくてはね。
語弊があるかもしれませんが、
「心を武装」とは、外部に自分の感情を出さない、と言うことではありませんよ。
鎧を装着する、なんて言うと一般的には「感情を押し殺す」ことだと思われがちですからね。
間違わないでくださいね。
あくまで保身です。抑圧ではないですよ。
攻撃は最大の防御でありますが、
防御が疎かであっては、自信をもって攻撃できませんよね。
攻撃とは誰かを傷つけることではありませんよ。
躍進すると言うことです。
さてさて、夜も更けてまいりました。
明日は太陽が昇るでしょうか。
常識をもう一度見つめ直す男。加藤。タフネス・ガイ。
さあ、みなさんも。
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