極東最前線

Sunday, November 06, 2005

コスモポリタニズム

皆さんは自分が最高で最強だと思っていますか?
思ってますよね。思ってるでしょ。
どうなんや?DOなんやろか?

人間てナルシスティックな生き物ですよね。
自分の事が最高に好きで好きでしょうがない。
「悲劇のヒロイン思考」や「自己正当論」の言葉が意味を指すのはそういうことだと思います。

何もかも貴方が正しいですよ。
何もかも貴方の言うことに従いますよ。
私は低俗で従順な犬野郎です。
貴方が統治してくださるんですよね。
この国もこの私も、全人類貴方の正論に着いていきますよ。
だって貴方、最強ですものね。
最強でマーベラスですものね。
貴方万歳。

『貴方のその発言が世界に核兵器を持たせる』By Katoh The
Nucleus

貴方の一言が人を傷つけてしまっているかもしれませんよ。
貴方の一言が人を窮地に追いやってしまっているかもしれませんよ。

只、ナルシストであることが偏に悪いと位置付けるのはよろしくないですね。
何せ私もナルシストです。
皆さんは如何ですか?

全身が映る鏡で自分のボディラインをチェックしたり
サウナで汗をかいてテカった自分の身体を見てボディビルの真似事をしたり
夜に独りで酒を飲みながら「何て俺は寂しい奴なんだ」とか思ってみたり
かと思えば、次の日明るく出勤して「自分には影がある」とか思ってみたり
何時あるか解らない瞬間に備えて、満面の笑顔の練習を夜な夜なしてみたり
1週間1歩も家から出ないだけで「自分は引き籠もりだ。病気だ。」とか勘違いしてみたり
自分のマスターベーションを手鏡を使って様々な角度から観察したり…

の様なことがあるのではないでしょうか?
ありますよね?
あるでしょ?あるある。

しかしこのような自己陶酔型の人間というのは、他人に害が無い限り世界平和に貢献していると言えるのではないでしょうか?
他人に己のナルシストぶりを強要しだしてしまうと
自分と相手のバランスが崩れて、人間関係も崩れてしまう。
相手が自分に対して感じていることと、自分自身に感じる事というのは、やはり異なったものですからね。
ナルシストは結構ですが、それが絶対だと勘違いしないでほしいですよね。

ナルシズムとは独裁です。
己が絶対だと強く思ってしまったが故に、他人の意見が聞き入れられない。
視野を、聴野を狭くすることがどれだけ浅はかなことか。
そのまま成長することに何の意味があるというのか。

只、己が成長するに当たり、まず一番初めに必要になってくるのが
『自分を好きになること』なのも忘れてはいけない現実です。
自分を好きになってあげないと、前進しようとする意志すらも自分から逃げていってしまいますよ。
しかし好きになりすぎて他人の意見を迫害、抹殺してしまってはいけない。
世界のバランスはそうやって崩れていくものなのです。

そんなあんたにゃ世界は救えない。

たとえあんたが己を最強だと思っていても、
俺は最強だと認めてやらないぜ。

ファック・オフ


皆に気付かせる為の宣言として此処で言っておきます。
ダボダボのジャージ着たあんちゃんも
髪の毛の襟足だけを長く延ばし、そこだけ金髪の奴も
白いスーツに、花柄の開襟シャツ着た人間も
制服の裏ボタンが校則外の奴も
全員最強ではない。

かと言って私も最強ではないですよ。
私はまだまだ最低の部類に入る、愚民です。

只、私の成長は誰にも止められないし
ましてや止める権利など何処にもありません。

ちなみに私、最強なんて求めてませんよ。


最後に一句


泥濘を
求め彷徨う
梢かな


 ⓒK.Katoh(2005)


こんな偉そうな事ばかり書いていますが
実際は無類の体たらく。私。
成長云々言う前に
先ず己の生活から見直さねば。
インスタンティックラーメンばかりでは…



1 Comments:

At 11/06/2005 11:54 pm, Anonymous Anonymous said...

ひまだったので、さがしてたらみつかりました。
でも、かいてあることがこわいので、みないほうがよかったようなきがします。

あやまります。
いろいろよけいなことをいいまして、すみませんでした。

からたにこうじんというひとが、かんとというひとがいったことについてかいてるんですけれども、いわく、せかいしみんというのはりんりてきなそんざいでありまして、りんりてき、というのはこのばあいどういうことかというと、ひとつには、こういをおこなうことのきじゅんとして「他者を手段としてでなく目的として考えているか」で、もうひとつは、ここのこういについて、「その行為を全員が行っても問題がない」といえるようなおこないをしているか、ということのようです。
ふたつとも、ひじょうにきびしいことですよねえ、ひとつめについては、じぶんじしんのおこないをふりかえるにつれ、「自分自身を目的として他者を手段にしている」ようなことばかりですし、ふたつめについては、ひごろからじぶんかってなことばかりいっておりますので。
ま、むつかしいことはともかく、わたしもひとにやさしくなれるように、がんばります。

あとかんそうとしては、いんようのつかいかたがおもしろいなとおもいました。

ただ、こわいはなしがおおいので、たまにはふぁんしーなきもちになれるおはなしがあってもいいとおもいます。

では。

 

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