エース・ジョーカー
核兵器を持つ、と言うことが皆さんどういったことか解りますか?
不躾で申し訳ございません。
今日は核兵器とはどのようなものかについてのお話。
核兵器、つまりは大量破壊兵器のことを指しているのですが、
歴史は1930年代、第二次世界大戦から始まります。
勿論原子爆弾開発に積極的に取り組んでいたのはアメリカ合衆国連邦共和国なのですが、
連合国、枢軸国共に極秘裏ではありますが開発が検討されていたとあります。
本当のところは知りませんが。
アメリカが原子爆弾の開発に本腰を入れ始めたのは、
アルベルト・アインシュタインがルーズベルト大統領(当時)に送った手紙、
「ヒトラーが核開発を進めています。彼の核保有と独占がどれ程危険な事か解りますか?云々…」
と言うような内容。
これを機にアメリカ合衆国連邦共和国は秘密計画、マンハッタン計画をスタートするのです。
そしてかの有名な研究者、オッペンハイマー率いるロスアラモス研究所には、米国中から優秀な研究者を募り、計画から3年で3個の原子爆弾を完成させました。
その内1つ(ガジェット)はアラモゴードの砂漠での世界最初の核実験に、残りの2つ(リトルボーイ、ファットマン)が日本に投下され、悲劇、惨劇を生むことになるのです。
1945 年8月6日、世界で最初の濃縮ウラン型原子爆弾の実使用が広島に対して行われ、続けて1945年8月9日には長崎に対してプルトニウム型原子爆弾が投下されました。それにより両都市は一瞬のうちに壊滅、約数十万人が殺害され、30kmの範囲には黒い雨が降り注ぎ、被爆の人的被害を拡大しました。
原爆の成功に軍当局は喜んではいたものの、原爆使用の実態が明らかになってくるにつれ、世界は畏怖し、原子爆弾開発に協力した開発者からも使用反対の声が上げられるようになっていきました。
そして核保有単独を目論んでいたアメリカ合衆国連邦共和国でしたが、ソビエト連邦の核実験成功が1949年と予想以上に早く、それ以降、世界は核の均衡上の冷戦時代に突入することになるのでした。
と、言ったところが核兵器の歴史の最初です。
最初は、核兵器というものがこんなにも恐ろしい物とは思わなかったのでしょうね。
「他の国よりも強い兵器を保有したい」という一心だったのではないかと思います。
開発者達の苦労を考えると胸が辛くなります。
国からのプレッシャーと自分の行っていることが間違いではないかという葛藤。
己の作った兵器によって、大勢の人の命を奪ってしまった。
自責の念が強くあったと思います。
エノラゲイに乗っていた操縦士も、気が触れたと聞きます。
皆、良心の呵責に苦しんでいたのでしょうね。
世界のスタンスとしては、
「作ってしまった核兵器は無くしていこう。使っちゃいけないよ。」
ですよね。
核拡散防止条約や包括的核実験防止条約が意味するのはそういうことなのです。
只、核拡散防止条約は現核保有国以外への拡散を防止する条約、
つまりは、現在核を保有している国は保有自体は認められていると言う条約なのです。
都合のいい条約ですよね。
皆、保険が欲しいのでしょうね。
切り札が欲しいのでしょうね。
核のカードに守られ、強いものには巻かれ、
そうやって軍事力だけを心の支えとして、
ゆくゆくは国民全てが兵隊だとか言い出すんでしょうね。
武力でしか国益を高められないと言うこと自体が浅はかだと思いませんか?
国家レベルだけではなく、人間個人のレベルでも同じことが言えると思います。
国民全てに根付いた常識が己を縛り付けていると言うことに早く気づきましょうよ。
皆に「核を抑止する力」が備わっていると言うことに早く気づきましょうよ。
現状そうもいかないのはよくわかります。
今の私が、
「頼むから武装解除してくれよ。いい加減に。」
とアメリカに頭を下げに行ったところで、
「このファッキン・ジャップめ。朽ち果てろ。」
と言われ、耳を傾けることすらしないが関の山だと思います。
今に見てろ。
私も確かに浅はか極まりない反核論者であり、
只「やだな」と思ったから「核撤廃」を叫んでいるに過ぎないのかもしれません。
しかし、皆さんはニュースなどで「核実験成功」などの話を耳にして、
全く何も考えず、「ドラえもん」などを見てる感覚と同じように
別の世界で起きている現象として認識してしまうのですか?
本当にそうなのですか?
私はそういったニュースを目にすると、
絶大な焦燥感に苛まれます。
「何かしなきゃ」と己の力のなさを呪います。
だから私は今トレーニングの真最中なのです。
9割9分メンタルトレーニングなのですが。
皆さん個人個人が思うことによって、必ず兵器としての核は無くなっていきます。
大事なのは皆の意識の統一。
願いは強く信じれば信じるほど叶い易くなるものなのです。
傷つくのが嫌だから信じない、なんてのは逃げなのですよ。
願いましょう。核根絶を。
寒くなってきましたね。
今年こそホットカーペットを買おう。
只、そのホットカーペットも原子力発電です。てね。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home