教外別伝
地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上。
一生を通じて六道を歩み、如何なる道も又人道である。
先日、友人に子供が産まれました。
名前もまだないとのこと。
物凄い事だなと思います。
一人の人間を育むということがどれ程大事であるか。
勿論私にはまだ子供がいないのですが、私ならば怖くて怖くてしょうがありません。
その子がどういった人間になるかも、私の腕、育て方、環境設定に委ねられているのですから。
恐怖です。
正直、自信がありません。
全うな道に誘導することができるのか?
正しい事ができるように育てることができるだろうか?
きっとそんなことばかり考えてしまうでしょう。
全うな道なんて解っていないのに。
何が正しくて何が間違っているのか、全く解ってもいないのに。
不安は誰にでもあるのだと思います。
その不安を赤子の成長と共に打破していく。
そしてまた自分も成長していく。
子供に教えられることは数限りなくあるでしょう。
人間が不安(壁)に直面したときにとる行動は大きく分けて3つあると思います。
・いろいろな策を以て壁を打破する
・壁を避けて、他の道を探す
・立ち止まる
私は立ち止まり続けてしまっているように思います。
保留し続けてここまできてしまっているように思います。
おかげで壁の向こうの世界を見ぬ儘、偏った頭になってしまいました。
夢は果てしなく打ちのめされ、
心はズタボロに襤褸雑巾のよう。
頭の中も閉鎖的で陳腐なもんです。
抜けられない。
『そして巡業は未だ未だ続く』By Katoh The CityBaby
責任感がないのでしょうね。
子供を育て抜く責任感と自信が著しく欠けている。
途中で放棄してしまいそうで…。
放棄する可能性があるからやらない。
責任もてないことはしない。
そんな私です。
その子供ができた彼を尊敬します。
単純に凄いと思います。
自分なんかには到底達することのできない場所に彼は立っているのでしょう。
羨ましく思います。
そして心より祝福の言葉を贈りたいです。
おめでとう。
赤子は何を考え、何を憂い泣き続けるのでしょうかね。
勿論感情なんて持ち合わせていないのでしょう。
只泣き、只笑う。
精神が解放されている状態とはまさにこのことなのでしょうね。
私たちは、その赤子たちの一喜一憂に左右され、そして一喜一憂します。
私も子供は好きですよ。
何より邪気が無い。
他人の子供とかと遊んでいると、私まで心が穏やかになれます。
疲れますけどね。
最後に友人へ一言。
その子供が14歳になったら私の所へ来なさい。
一流のゲリラとはどういうものかの心得講座開きます。
精神を撃破するゲリラとは、
人に危害を与えないテロリストとはどんなものかを説いてみせる。
その頃には私も38になっています。
きっと、人に何かを伝えられる伝道師となっていること夢見て。
真実の阿羅漢となっていることを夢見て。
頑張ってる人間に向かって頑張れとか言うな!木瓜!
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